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ビジネスニュースレビュー
役に立ちそうな情報を気ままに拾い読み
先日も書いたIBMのPC事業の売却が正式に決まったようであり、2004年12月8日、そのことを各メディアが報じていた。

そしてその日、あっちのほうのブログに書いた記事「IBMのPCについて」(※1)に対して、「自動車ITS革命」(※2)の著者の神尾寿氏の記事(※3)からトラックバックしていただいた。

神尾氏も書いておられるとおり、PCのコモディティ化は必然の流れだろう。そもそも、現在のPCは、10年前と本質的には何も変わっていない。クロック速度が100倍程度になって記憶容量が1000倍程度になったことを除けば。さらに言えば、MS-WindowsというGUIベースのOSが普及したことを除けば、20年前と比べても本質的には何も変わっていないとも言える。しかもそのMS-Windowsさえも、商業的成功の意味は大きいが、技術的には既存の(80年代の)技術の寄せ集めにすぎなかった。つまり、技術的進歩は既に10年ないしは20年前に終わっているのである。

では、この10年で何が変わったのか? 言うまでもなく、インターネットであり、そのビジネスおよびエンターテイメントへの応用である。この変化(情報化社会の出現)は現在も進行中であり、まだしばらくは続く。そのためにも、PCのコモディティ化は必要であり且つ必然であろう。

少し乱暴な言い方をすれば、IBMがPC事業を売却しようが、Michael Dellがそれに対していかに否定的なコメントを出そうが(※4)、その陰でMacがしぶとく自己主張していようが、それらのことは社会の情報化という大きな流れから見たら、ほんの些細な出来事としか思えない。

つまり、今起こっていることは、PCの終わりの始まりであり、即ち、情報化社会の始まりの終わりなのである。

ITS革命  ITS革命

※1 zig zag road:IBMのPCについて

※2 自動車ITS革命 神尾寿・著


※3 fRagments:終わりの始まり、始まりの終わり

※4 CNET Japanの記事;
中国のLenovoによるIBMのPC事業買収は業界内のほかの合併と同じくらいうまくいくと、Michael Dellは述べる。だが、もちろんこれは「うまくいかない」という意味である。
 Dellの会長である同氏は米国時間7日、Oracle主催のOpenWorldカンファレンスの質疑応答セッションで、LenovoによるIBMの PC事業買収について、性格の異なる組織同士が統合しようとして失敗するという、ありがちなパターンをたどる可能性が高いと述べた。


関連blog記事:
We all follow United !:IBMのPC事業売却と売却しなかった東芝

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ところで、ITS革命と言えば、これは個人が現在の形態の自動車を所有する時代の終わりの始まりなのであるが、それについては、またいずれ書きたいと思っている。
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